集中力って生まれつきなのかと思ってたわ。自分でコントロールできるなんて素敵~
どんな食べ物がいいのかしら?
集中力がアップする食べ物というと、チョコレートや甘いものが言われます。けれど本当にそうなのでしょうか?
今回は集中力を高めて勉強や仕事のパフォーマンスを上げる食事について書かれた本をご紹介しつつ、集中力がアップする食べ物について書いています。
子供向けの本と大人向けの本を紹介していますが、どちらも本質的なことは同じです。参考になるものがあったら取り入れてくださいね。
食事を見直して人生が変わるきっかけになったら嬉しいです。
子供の集中力をアップさせる食べ物
『成功する子は食べ物が9割 ー 幼児・小学生ママ必読! 冷蔵庫の中身がカラダの中身』
本のテーマ「食べたもので体はできている」はまさに真理。
著者の宇野薫さんは管理栄養士、細川モモさんは予防医学コンサルタント。お二人は母子の栄養研究や小学生の食事調査、たくさんのカウンセリングをされてきました。
脳神経は6歳までに9割が完成するなど、栄養科学についての解説もあります。
こんなことが書いてあります。
- 鉄分は毎日体が使われていくのでとりましょう
- DHAが豊富な魚を食べよう
- ビタミン・ミネラルは不足させない
- 油の質に気をつける
- 朝ごはんは集中力の源
- 早食いはNG。よく噛むこと
- 糖質オフは危険
- 魚・タンパク質・カルシウム・発酵食品・鉄を意識して取る
- 身長を伸ばすのも食事の力
- おやつの糖分取りすぎは危険。いも・果物・おにぎりが良い
子供の心と身体の成長に欠かせない栄養素。子育てで時間がないときでも工夫次第でできることもあります。そのヒントになる一冊です。
【勉強・スポーツ・性格】子供の集中力を食事で引き出す
『子どもの「集中力」は食事で引き出せる』
著書の上原まり子さんはマクロビオティックをベースにした料理教室をオープンし、セミナー・食育講座・レシピ開発・企業研修などでも活躍中です。
私もマクロビオティックを始めて5日目にして冷え性が劇的に改善した経験があります。心もかつてなかったほどの穏やかさを感じ、世界が違って見えるようになりました。
その後マクロビオティックの食事法からは離れましたが、基本的なところは今もやっています。食事法が体調だけでなく、集中力にも影響することを身をもって知るようになりました。
東洋医学的な視点を取り入れた子育てのための食事の本です。
- 「集中力がなかなか続かない」のは食べ物が原因
- 「落ち着きがない」「ボーッとする」はおやつが原因
- 身土不二:土地の人に必要な食べ物は、その土地に用意されている
- タイプ別:食生活のヒント(カンシャク・くよくよ・神経質)
- 食を選ぶ力の育て方
- 缶詰・冷凍食品・袋菓子は子供が「伸びない」
- 集中力が必要なときに菓子パン・ジュースなど砂糖を使ったものはNG
- 集中力が必要なときは、おにぎり・太巻き・梅干し・昆布が正解
- 砂糖は血糖値の急上昇による興奮作用がある。気が散りやすくなる、キレる原因に。
食事を整えると、子供たちは穏やかで集中力がある子になります。食事やおやつに少し手はかかりますが、それ以上にラクをすることができます。兄弟げんかも減ります。
日々のおやつも、いも・果物・せんべい(添加物少ないもの)・手作りゼリーなど我が家では簡素なものを出していますよ。
記憶力と集中力を向上させる食事法
『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』
著者のデイヴ・アスプリーはシリコンバレーの成功した起業家です。140㎏あった体重と、集中力がなくMBA取得のテストはさんざんだったことから食事法を調べ始めました。
徹底的な科学的調査と自分の身体で色々な食事法を試した結果の本著です。
彼もまた「あなたは食べたものでできている」と言っています。IQ・ストレスレベル・病気の可能性・老化・意志力までもが食事によって決まるといいます。
- 野菜はいっぱいとろう
- 良質なたんぱく質はたっぷり
- 腸内フローラを大事にしよう
- コーヒーにバターやMCTオイルをいれよう
- 良質なオメガ3(えごま油・あまに油など)をとろう。サラダ油はNG
- 乳製品は良質なものを少量
- 果物はベリー・アボカド・みかん・パイン・りんごを少量
- ファスティングやタンパク質を制限した日を設ける
- 朝食や間食をしっかり食べない
バターコーヒーで有名になった本著。良質な油であるMCTオイル・ココナッツオイル・オリーブオイル・えごま油・あまに油などの油の重要性についても書いています。
良質な油は控えるどころか積極的に取ったほうがよいそうですよ。
集中力アップには良質な油を多く取ること
『世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術』
国際的なヘルス&ウェルネス専門のコンサルタント会社「エレベイズ・ヘルス」の設立者です。栄養学や生物学、アンチエイジング、カイロプラクティックから学びました。世界各地で講演活動も精力的に行っている食事法のプロで、世界中のセレブへの食事指導を行っています。
いつまでも若々しく働き、クリアな思考で判断することができるようになる食事法です。もちろん集中力を高めます。
- 糖質を極力摂らない
- 糖質とは、ごはん、パン、うどん、パスタ、もちなどにたくさん含まれる炭水化物のこと
- 良い油をとる(ギー・ココナッツオイル・MCTオイル・オリーブオイル・亜麻仁油・ヘンプシードオイル)
- サラダ油やキャノーラ油は悪いアブラ
- マーガリンやショートニングもNG
- 砂糖も控える
脳機能、集中力、免疫力、代謝、メンタルなど、すべてのパフォーマンスを高め人生の質を向上させる食事法です。
この本のなかでは油の重要性が書かれています。様々な油についても説明があり、今まで油の知識がなかった方にも分かりやすい内容です。
糖質を燃やしていた体から脂質を燃やす体への転換を提唱しています。こうした健康的な食事法は、良い油をとることはだいたい皆賛成ですが、糖質に関しては色々な意見があるようですね。
多くの実践者が世界中にいるのも参考になりますね。